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ドライアイリサーチアワード

ドライアイ患者の涙液中ラクトフェリンを評価するための新規かつ革新的な紙ベースの分析装置

園部秀樹

Frontiers in Dry Eye Vol.15 No.2, 28-30, 2020

涙液層は異物・微生物の侵入を防ぎ,眼表面の恒常性を維持することで,視力を保つ上で不可欠な役割を果たす1)。涙液はさまざまなタンパク質,酵素,水,脂質,電解質で構成されている1)-3)。涙腺腺房から分泌されるラクトフェリンは殺菌,抗腫瘍および抗ウイルス・真菌効果を発揮する。そして免疫調節特性を示し,眼表面の恒常性維持に寄与する4)。涙液中ラクトフェリン濃度は,シェーグレン症候群および非シェーグレンドライアイ患者で減少することが報告されている2)5)-8)
従来のラクトフェリン測定法の大半は,古典的なenzyme-linked immunosorbent assay(ELISA)を含む免疫測定法に基づいている9)。ELISAには手技の煩雑さや検査時間の長さ,ランニングコストが障壁となる。
「KEY WORDS」マイクロ流体紙試験紙,ラクトフェリン,ドライアイ,ELISA

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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