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座談会(Round Table Discussion)

ドライアイ患者さんの自覚症状に着目する

横井則彦内野美樹田川義晃

Frontiers in Dry Eye Vol.13 No.2, 8-14, 2018

横井 本日は「ドライアイ患者さんの自覚症状に着目する」をテーマとしてエキスパートの先生方にお集まりいただき,患者さんの自覚症状を取り巻く診療の実際や課題について討論していただきたいと思います。
まず,「ドライアイの定義と診断基準」を振り返ると,1996年の第1版では診断基準に自覚症状は含まれておらず,2006年の改訂時に「ドライアイ症状」が加わり,患者さんが困っている症状を治すことが治療のゴールであるという流れになってきました。そして2016年の改訂では,「涙液層破壊時間(BUT)が5秒以下」とともに「眼不快感,視機能異常などの自覚症状」が挙げられ,改めて自覚症状の重要性が再確認されているところです。
しかしながら,ドライアイの自覚症状は,必ずしも他覚所見と一致しないことが指摘されており,一方の患者さんの一番の望みは自覚症状の改善であることが,治療を進めるうえでの大きな問題となっています。
そこでまずは先生方から,多くのドライアイの患者さんを診るなか,自覚症状についてどのように捉えておられるのかを伺いたいと思います。内野先生,いかがでしょうか。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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