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ドライアイと関連疾患

ドライアイと睡眠障害

綾木雅彦

Frontiers in Dry Eye Vol.12 No.2, 48-50, 2017

睡眠は生存に必須の生理現象である。睡眠生理や睡眠障害が医学的に取り扱われるようになったのは20世紀後半からで,国際睡眠学会は1961年,日本睡眠学会は1977年の発足である。近年の照明の発達,労働や生活の変化にともない,日本人の4割は睡眠障害があるとされ,医学界では精神科の他に呼吸器科,循環器科,耳鼻科などが睡眠医療に携わっている。睡眠検査法としては主観的評価方法である質問票や睡眠日記が簡便なため多用され,他覚的評価方法に睡眠覚醒記録装置,メラトニン測定,脳波検査,遺伝子検査などがある。
生理的,精神的,社会的などの種々の原因で夜眠れない,昼間眠いという睡眠障害が心身に及ぼす問題は,うつ,糖尿病,高血圧,癌といった疾患の他に,寿命の短縮,学業成績や作業能率の低下,交通事故や労働災害の増加がある。逆に,不適切な生活習慣,ストレス,精神神経疾患,呼吸器疾患,薬物服用などが睡眠障害をきたすことも多い。
「KEY WORDS」睡眠/うつ/ドライアイ

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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