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視覚と眼科学研究協会会議(ARVO)

ARVO 2015「シェーグレン症候群の診断に涙液中の4種のバイオマーカーが有用である(Four tear biomarkers distinguish Sjören's Syndrome patients from patients with other autoimmune diseases)」Edman MC, Janga SR, Chen AF, et al

2015年5月3日(日)~7日(木) デンバー/米国

中山直彦

Frontiers in Dry Eye Vol.10 No.2, 29-30, 2015

シェーグレン症候群(SS)は涙腺,唾液腺などの外分泌腺を標的とする自己免疫疾患であり,涙液減少に伴うドライアイおよびドライマウス症状を呈する。他の多くの疾患や薬物の副作用でも涙液減少に伴うドライアイ症状を呈することがあり,SSの確定診断はしばしば困難である。また,現時点では侵襲的なものを含む多くの試験の結果を総合してSSの診断を行うため,確定診断までに4~7年を要する。Edmanらは,SSで涙液中のカテプシンS(CTSS)の活性が上昇している1)ことに着目し,SSと他疾患を鑑別するバイオマーカーとしてCTSSが有用であると考えた。方法として,SS患者42例,関節リウマチ(RA)患者30例,その他の自己免疫疾患患者(Others)21例,健常者(Controls)14例の計107例を対象とし,涙液中に含まれるCTSS,分泌型IgA(sIgA),ラクトフェリン(LF),シスタチンC(CysC)の比較を行った。シルマーテストにより採取した涙液中からタンパク質を抽出し,総タンパク質あたりのCTSSの活性をcommercial assayで,sIgA,LF,CysCの濃度をELISA法により測定した。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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