日本臨床眼科学会
第65回日本臨床眼科学会 モバイルペン型マイボグラフィーの開発とその有効性の検討 有田玲子, 橘川弘行, 本間大之, 他
掲載誌
Frontiers in Dry Eye
Vol.7 No.1 45-46,
2012
著者名
稲垣絵海
記事体裁
抄録
疾患領域
その他
診療科目
その他
媒体
Frontiers in Dry Eye
マイボグラフィーは眼瞼の皮膚側に光源をおき, その透過光によってマイボーム腺の形態を観察する検査方法である. 有田先生らは今までに開発された非接触型マイボグラフィー(NCM)により, ocular surfaceの一貫として非侵襲的にマイボーム腺を観察し, その知見を報告した. 今回, さらに広いニーズに対応し, より多くの患者のマイボーム腺を観察することを目的に, ペン型のマイボグラフィー(マイボペン(R)が登場した(写真1). マイボペン(R)では赤外線LED光源(980nm)とCMOSカメラを用い, 非接触でマイボーム腺が非侵襲的かつ容易に観察可能である. 軽量(電池を含め120g)で持ち運びのしやすいモバイルペン型である. 往診の際や乳幼児でも観察可能である. 使用方法も簡単で, 市販のモニターに接続し, 容易にマイボーム腺を画像化して観察することが可能である. このマイボペン(R)の撮影画像とNCMの画像を比較検討した結果が報告された.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。