CURRENT TOPICS 特集 消化器がんの内科的治療法の進歩
5 膵がん化学療法
THE GI FOREFRONT Vol.16 No.2, 59-62, 2020
近年の新たなエビデンスとしては切除可能膵がんに対する術前化学療法としてのゲムシタビン塩酸塩/S-1併用療法の有効性ならびに切除不能進行膵がんに対する二次治療としてのリポソーム型イリノテカンと5-FU/LV併用療法の有効性が示されたことが挙げられる。また,MSI-High症例に対するペムブロリズマブやBRCA遺伝子変異例に対するオラパリブなど予後不良の膵がんにおいても今後の治療の新展開が期待されている。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。