CURRENT TOPICS 特集 わが国から胃がんを撲滅するための方策
              
 2 わが国から胃がんを撲滅するためのロードマップ─疫学の立場から─
                  掲載誌
                
 
                  THE GI FOREFRONT
                  Vol.14 No.1 23-26,
                  
                    2018
                  
 
                    著者名
                  
  
                          菊地 正悟
                        
 
                    記事体裁
                  
  
                          抄録
                        
 
                    疾患領域
                  
  
                          消化器
                        / 
                          癌
                        
                    診療科目
                  
  
                          消化器内科
                        / 
                          腫瘍内科
                        
 
                    媒体
                  
 
                      THE GI FOREFRONT
                    
 ピロリ菌の主な感染時期は小児期で,感染者は未感染者の20倍以上胃がんリスクが高く,除菌によってその0.3~0.5倍になる。このことから,わが国の胃がん対策として,小児期のピロリ菌感染の阻止とピロリ菌感染者の胃がん死防止の2つが必要である。前者は,子ができる以前の親の検査と除菌,後者はピロリ菌感染歴がある者の定期的な内視鏡検査によるべきであり,できるだけ効率的な方法で行い,効果を観察する必要がある。
          ※記事の内容は雑誌掲載時のものです。