特集 炎症性腸疾患を解き明かす─今後の解決すべき問題に向けて─
4 炎症性腸疾患モニタリング・画像診断の変遷─新たな低侵襲検査への挑戦─
(1)新たなバイオマーカーの有用性─潰瘍性大腸炎のバイオマーカーとしての免疫学的便潜血検査─
掲載誌
THE GI FOREFRONT
Vol.12 No.1 32-34,
2016
著者名
加藤順
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器
診療科目
消化器内科
媒体
THE GI FOREFRONT
IBDの疾患活動性評価のゴールドスタンダードは内視鏡所見である。しかしながら,内視鏡は侵襲度が高く,頻繁にできる検査ではない。我々はIBD患者の便を用いた内視鏡的活動性のバイオマーカーとして,大腸癌検診で用いられている免疫学的便潜血法(FIT)の有用性を報告してきた。FITはUCの内視鏡的活動性とよく相関し,簡便,安価なUCの疾患活動性のバイオマーカーとして非常に有用である。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。