GI-Metabolism Forum
第4回GI-Metabolism Forum 演題1 Aspirin/NSAID起因性小腸傷害の予防に果たすnrf2の役割
掲載誌
THE GI FOREFRONT
Vol.9 No.2 79,
2014
著者名
谷中昭典
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器
診療科目
一般内科
/
消化器内科
/
老年科
媒体
THE GI FOREFRONT
「SulforaphaneはHO-1誘導を介してAspirin起因性細胞傷害を防御」小腸のAspirin/NSAIDs潰瘍には酸分泌抑制薬は無効であり, 有効な治療法・予防法が確立されていない. Aspirin/NSAIDs潰瘍は胃酸以外に活性酸素が病態に関与するという見地から, 活性酸素を消去する化合物が予防や治療に有用ではないかと考えている. Sulforaphaneはブロッコリーの新芽に豊富に含まれるisothiocyanateの1つで, 酸化ストレス応答遺伝子nuclear respiratory factor 2 (nrf2)を介して抗酸化酵素を強力に誘導する. 我々はH.pylori感染マウスにおいて, sulforaphaneは胃炎を軽快. H.pyloriを減少させることを報告している.
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