特集 胃炎に除菌の適応拡大が通ったあとの胃癌撲滅計画―第18回JAPANGAST Study Groupハイライト―
総合討論
掲載誌
THE GI FOREFRONT
Vol.9 No.2 31-33,
2014
著者名
高橋 伸典
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伊藤(愼)
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間部
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春間 賢
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井上 康
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榊
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藤森 尚
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鈴木 亮
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永原 章仁
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水野 勝広
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塩谷 雅英
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村上 正俊
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伊藤(公)
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器
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感染症
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癌
診療科目
一般内科
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消化器内科
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腫瘍内科
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老年科
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消化器外科
媒体
THE GI FOREFRONT
「除菌適応拡大後の現状と課題」高橋 内視鏡検査や除菌を普及させるためのアイデアはありますか. 伊藤(愼) 最近は検診施設から除菌の依頼を受けることが増えていますが, あまり除菌を勧めていない施設もありますから, 積極的でない施設を動かす必要はあると思います. また, 胃炎の除菌に際しては, 保険診療となる方法を説明して内視鏡を行うようにしており, 自費の除菌は激減しました. 間部 内視鏡を受けないだけでなく, 病院や検診を受診しない方も多く, 除菌の機会がありませんから, ABC検診などによって, まず検診や医療機関を受診していただく施策が大事だと思います. 春間 検診に関わっていらっしゃる井上先生や榊先生, 除菌の保険適応拡大によって, どのような変化がありましたか. 井上 日本の多くの検診施設では, 人間ドックなどの内視鏡においてもH.pylori感染診断まではまだ行えていないと思います.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。