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特集 膵がんの予防について考える

IPMNとの関わり

真口宏介

THE GI FOREFRONT Vol.9 No.1, 22-24, 2013

分枝型IPMNは, IPMNと離れた部位に通常型膵癌が発生することが少なくなく, 膵癌の危険因子の1つとして注目されている. その頻度は1.9~9.3%, 年率約1%と報告されている. したがって, 分枝型IPMNの経過観察に際しては, IPMN病変自体の進展の有無の評価とともに膵全域に発生する可能性のある併存膵癌の早期診断を行うという2つの観点でみていく必要がある. このことから, CT, MRCP, EUSによる6ヵ月ごとの経過観察が推奨される. 「はじめに」最近, 膵癌の危険因子の1つとして膵管内乳頭粘液性腫瘍(intraductal papillary mucinous neoplasm:IPMN)が注目されている. 2002年にYamaguchiらがIPMN切除76例のうち7例(9.2%)にIPMNとは組織学的に離れた膵管に浸潤性膵管癌(通常型膵癌, 以下膵癌)を認めたとする報告1)に始まる.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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