GI-Metabolism Forum
第3回GI-Metabolism Forum 第二部 演題7 H.pylori感染が胃粘膜組織内グレリン・GOAT発現および循環グレリン値におよぼす影響についての検討
掲載誌
THE GI FOREFRONT
Vol.8 No.2 87-88,
2012
著者名
安藤貴志
記事体裁
抄録
疾患領域
その他
診療科目
その他
媒体
THE GI FOREFRONT
「H.pylori感染により血漿AG, 胃内グレリンおよびGOATは低下」 グレリンはGHS-Rの内因性ligandとして発見され, 28個のアミノ酸よりなるペプチドで, セリン3残基のオクタン酸修飾により活性が発現する. さまざまな生理活性が報告されており, メタボリックシンドロームとの関連が注目されている. グレリンには活性型のアシルグレリン(AG)と, AGに拮抗するデスアシルグレリン(DG)がある. 胃のA-like細胞の中でプレプログレリンからプログレリンを介し, Ghrelin O-acyltransferase(GOAT)によってアシル化され, 活性型のAGとなる. 今回, H.pylori感染と血中グレリン, および胃内のグレリンとGOATの発現の関連について検討した. まず循環血液中のAGとDGの濃度, および胃内のグレリン, GOATの発現について, H.pylori感染者16名と非感染者14名で比較した. 感染者と非感染者は男女比をマッチングさせており, 両群間にBMIや腹囲の差はなかった.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。