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CLINICAL CONFERENCE 症例から学ぶ上部消化器疾患

第15回 好酸球性食道炎の1例

春間賢筒井英明楠裕明原睦展小畠敬太郎

THE GI FOREFRONT Vol.8 No.1, 7-10, 2012

好酸球性食道炎は最近注目されている疾患の1つである. 欧米を中心に過去に盛んに報告され, わが国では少し遅れて臨床現場で経験されつつある. 今回, げっぷを主訴に受診し, 内視鏡所見から好酸球性食道炎を疑い, 食道生検で確診した症例を経験したので報告する. 「症例」16歳, 男性 主訴: げっぷ 現病歴: 最近げっぷが頻回に出現し, 時々胃痛を認めることがあり, 2011年X月Y日, 福山市小畠病院を受診した. その頃より, アトピー性皮膚炎の掻痒感は悪化. BP: 124/64mmHg, PR: 62/min, Temp: 36.3℃ 身長: 172cm, 体重: 61.3kg 既往歴: 小児喘息, アトピー性皮膚炎 上部消化管内視鏡検査(図1): 食道粘膜は全体に粗造で肥厚した感じがあり, 食道中部から食道胃接合部まで, 線状の陥凹する発赤を数条認めた. 好酸球性食道炎を疑い生検を施行し, 粘膜内に多数の好酸球性の浸潤を認め, 好酸球性食道炎と確診した.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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