GI-Metabolism Forum
              
 第2回GI-Metabolism Forum 演題8 メトホルミンによる大腸癌化学予防の検討
                  掲載誌
                
 
                  THE GI FOREFRONT
                  Vol.7 No.2 94-95,
                  
                    2012
                  
 
                    著者名
                  
  
                          細野邦広
                        
 
                    記事体裁
                  
  
                          抄録
                        
 
                    疾患領域
                  
  
                          その他
                        
                    診療科目
                  
  
                          その他
                        
 
                    媒体
                  
 
                      THE GI FOREFRONT
                    
 「大腸癌モデルマウスにおいてACFとポリープを抑制」大腸癌はわが国でもライフスタイルの欧米化に伴い増加が著しく, その予防対策が求められている. 大腸癌のリスクファクターとして, 肥満, 糖尿病などの生活習慣関連因子が考えられており, これらの因子に即した予防が対策として重要である. 現在, メタボリックシンドロームの大腸発癌に関与する分子機構候補としてIGF-1や低アディポネクチン血症, レプチンなどがいわれているが, 依然明らかにはなっていない. われわれは高脂肪食の給餌下においてアディポネクチンノックアウトマウスでは大腸腫瘍が増加するということを報告しており, その作用機序はAMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)の活性化によるmTOR系の抑制であることを明らかにした. 低酸素症, 低血糖症, 運動などによって代謝ストレス状態になると, 細胞内のエネルギーが低下し, AMPKが活性化され, エネルギー代謝を制御する.
          ※記事の内容は雑誌掲載時のものです。