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特集 肝炎・肝癌との比較で胃炎・胃癌対策を考える―第16回JAPANGAST Study Groupハイライト―

Workshop「肝炎・肝癌との比較で胃炎・胃癌対策を考える」 新しい胃がん検診の提案

井上和彦藤澤智雄近藤秀則鎌田智有春間賢

THE GI FOREFRONT Vol.7 No.2, 27-31, 2012

胃癌発生にHelicobacter pylori(Hp)感染は必要条件と位置付けられ, そのなかで進行した胃粘膜萎縮は胃癌高危険群であることが周知されてきている. Hp感染率が低下し, 未感染者が半数以上を占めるようになる今後において, 胃癌リスクを血液検査で客観的に判断するABC分類を胃がん検診の基盤とすべきであろう. Hp除菌治療による胃癌発生予防を含んだシステムの構築も望まれるが, その実現のためには科学的検証の積み重ねが必要である. 「はじめに」胃X線検査(Xp)を用いた胃がん検診は死亡率減少効果が示され, わが国で多大な貢献をしてきた. しかし, すでに上部消化管検査としてXpよりも上部消化管内視鏡検査(内視鏡)の方がアクセスしやすい時代となっている. さらに, Helicobacter pylori(Hp)は消化性潰瘍のみならず, 胃癌発生との強い関連が示され, 胃癌発生の必要条件とも位置付けられている.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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