総説
COVID-19対策としてのビタミンDの臨床的意義─Withコロナ時代のための最新エビデンス
アンチ・エイジング医学 Vol.16 No.6, 58-66, 2020
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染によるCOVID-19のパンデミックを受け,withコロナ(コロナとの共生)となった現在,COVID-19対策としての栄養療法が注目されている。同じコロナウイルスであるsevere acuterespiratory syndrome(SARS)やmiddle east respiratory syndrome(MERS)では,一定の封じ込めに成功した。一方,COVID-19の場合は,すでに感染が世界規模で拡大したこと,不顕性感染となることなど,ウイルスの性質を考えると,SARS-CoV-2の根絶や封じ込めは困難であり,今後も,局地的な流行が,散発的に継続すると考えられる。
「KEY WORDS」COVID-19,ビタミンD,サプリメント,免疫調節,呼吸器感染症
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