世界に長寿地域としてその名を知られた沖縄であるが,2017年にはその平均寿命は,日本国内で男性が第36位,女性が第7位という数字になっている。
今回,お話を伺ったのは,この危機的な状況を「沖縄クライシス」と名付け,その実態解明と啓発に取り組んでこられた琉球大学大学院医学研究科内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座(第二内科)教授の益崎裕章先生。対談は,益崎先生の研究のお話から,生活習慣と世代を超えたエピジェネティクスの話まで尽きることなく続いた。