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100歳まで生きるための本100選

第69選 『こころ彩る徒然草 兼好さんと、お茶をいっぷく』

牧田和也

アンチ・エイジング医学 Vol.14 No.5, 100-102, 2018

私は現在,一介の産婦人科医として,小規模ながら分娩にも対応する有床診療所を開業しておりますが,四半世紀以上にわたり,更年期女性のホルモン環境からの健康管理を担当する「更年期医療」を専門領域として,大学病院の「更年期外来」においても診療に従事して参りました。このような背景から,縁あって日本抗加齢医学会にも入会させていただき,数年前からは評議員も務めております。
ただ,私自身はこれまでの人生を振り返って,「アンチエイジング」を指向すると胸を張って言えるような生活はほとんどしておらず,むしろ昔から揶揄されている「医者の不養生」を地でいく面も少なくないと思っております。
そのような訳で,今回このコーナーの原稿依頼をいただいた際に最初に思ったことは,「(こんな)私のような者が果たして書いていいのだろうか?」ということでした。これまでに取り上げられた本のリストも同封されておりましたので,そのタイトルを1つ1つ追ってみますと,そのほとんどが,なるほど「100歳まで生きる」というキーワードにふさわしいものだなあと感じ入り,それでさらに悩みが増してしまいました。それでも,「(こんな)私に書かせてみよう」と考えていただいた編集委員の先生方の思いに報いるべく,幸いにも「絵本や漫画なども歓迎です」という優しいコメントにも勇気づけられ,自分なりに答えを出した次第です。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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