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特集 食品の糖化,生体の糖化,抗糖化

サラシア,スッポン卵における抗糖化作用

白河潤一山中幹宏永井竜児

アンチ・エイジング医学 Vol.14 No.5, 57-62, 2018

生体における糖化の影響が明らかになるにつれ,抗糖化作用を謳う機能性食品も多くみられるようになってきた。しかし,摂取した後,生体で確かに効果を発揮するかに関しては,評価が行われていない例も多く,試験管実験による高濃度添加条件下での効果の検証のみでは,実際に食品として摂取した際の有効性に疑問が残る。そのため,機能性食品においてヒト介入試験,もしくは少なくともモデル動物による効果の検証は重要なプロセスとなっている。我々は,糖化反応の最終産物であるAdvanced glycation end products(AGEs)に着目し,その生成および蓄積を抑制可能な天然物由来成分の探索を行っている。まず,試験管実験において効果の認められた天然物は,その後,動物実験およびヒト介入試験によって効果を検証している。ヒト介入試験の例は,本特集の須川らのマンゴスチンについての研究の稿を参照されたい。本稿では,これまでの研究より,動物実験において効果のあった2つの天然物について紹介したい。
「KEY WORDS」AGEs,CML,天然物,抗糖尿病作用

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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