<< 一覧に戻る

特集 体内時計とアンチエイジングupdate

加齢,不妊と概日リズム

高須奈々中村渉

アンチ・エイジング医学 Vol.14 No.4, 33-38, 2018

体内時計は,1日の時刻に応じて,多様な生理機能をそれぞれ最適なタイミングで発揮するようあらかじめ準備し,生体の環境適応を図っている。このような内因性の概日(サーカディアン)リズムを制御する体内時計は,性周期(estrous cycle)や季節繁殖(seasonal reproduction)などの生殖リズムとの関連が知られている。本稿では,体内時計の役割について,生体機能の環境適応を図るインターフェースとしてとらえ,その加齢に伴う機能変容と性周期不整・不妊の要因について述べる。
「KEY WORDS」サーカディアンリズム,加齢,不妊,時計遺伝子

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る