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総説

哺乳類の生殖機能制御メカニズムとその老化

上野山賀久井上直子束村博子

アンチ・エイジング医学 Vol.13 No.6, 64-68, 2017

哺乳類は,性的に未熟な状態で生まれ,成長を経た後に性成熟に達する。その後,生殖機能は一定期間維持された後,加齢に伴って低下する。2001年に発見された神経ペプチド「キスペプチン」に関する研究成果から,性成熟とその後の生殖機能を制御する脳内メカニズムに関する私たちの理解は大きく進んだ。本稿では,哺乳類の生殖を制御するキスペプチンの役割について概説するとともに,生殖機能制御メカニズムの老化についても紹介する。
「KEY WORDS」キスペプチン,GnRH,卵胞発育,排卵,性周期

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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