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日本抗加齢医学会の目指すもの─サイエンスの先にあるイノベーション

坪田一男

アンチ・エイジング医学 Vol.13 No.4, 87-90, 2017

おかげさまで日本抗加齢医学会の理事長を2期(4年間)担当させていただいた。自分の思った方向性を打ち出すことができたのではないかと思う。これもひとえに学会員の皆様,評議員の先生,そして最もお世話になった理事の先生方のおかげと感謝している。特に副理事長として斎藤一郎先生(鶴見大学歯学部病理学講座教授),堀江重郎先生(順天堂大学大学院医学研究科泌尿器科学教授)には多くのサポートをいただいた。この場をお借りして改めて御礼申し上げたい。そして,これからは堀江先生が新理事長として,本学会を支え,先導していくことになった。皆様の引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
さて,4年間の総括をしながら本学会の目指していくものを考えてみたい。4年前に前理事長の吉川敏一先生(京都府立医科大学前学長)から引き継いだときにまず言われたのは,「この学会はサイエンスを大切にやっていきたい。アンチエイジングは胡散くさく見られがちなので,そこは十分以上に考慮してやってほしい」ということだった。吉川前理事長の言葉を自分なりに真剣に考えてみたのを思い出す。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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