特集 画像からみたアンチエイジング
脊椎の画像診断:加齢とともに生じる変化
アンチ・エイジング医学 Vol.13 No.1, 65-71, 2017
身体運動に関わる骨,筋肉,関節,神経を総称して運動器という。運動器の障害は加齢により徐々に進行し,移動機能が低下して日常生活に困難をきたす。高齢化により機能低下をきたす運動器疾患として,脊椎の変形性疾患や骨粗鬆症に伴う骨折は非常に頻度が高い。画像診断ではこれらの運動器の変化を直接とらえることで,症状をきたしている病態が明らかになることがあり,臨床的有用性が高い。本稿では,脊椎を中心として,加齢により認められる頻度の高くなる画像所見について解説する。
「KEY WORDS」spine,MRI,aging,degenerative changes,osteoporosis
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