乳房の画像診断法は近年,技術の進歩に伴い多様な検査法が臨床応用されるに至っており,多岐にわたっているが,おおむねマンモグラフィ,超音波,MRI,核医学の4つに大別される。他の領域では臨床において頻繁に使用されるCTの推奨がなされていないこと,マンモグラフィという乳腺領域に特化した画像検査法が存在することなどから,乳腺の画像診断は特殊な領域とみなされることも多い。本稿ではマンモグラフィ,乳房超音波,および乳房MRIについて紹介し,それぞれの検査法からわかる乳房の加齢現象やその可能性について紹介する。
「KEY WORDS」乳腺,加齢,マンモグラフィ,超音波,MRI
「KEY WORDS」乳腺,加齢,マンモグラフィ,超音波,MRI