<< 一覧に戻る

特集 フレイルとアンチエイジング

特集にあたって

横手幸太郎葛谷雅文

アンチ・エイジング医学 Vol.12 No.5, 21, 2016

超高齢社会に突入したわが国において,今後如何に高齢者の健康寿命と寿命との格差を縮小するかは喫緊の課題である。実際,日本国民の健康増進の総合的な推進を図るための基本的な事項,平成25年度から平成34年度までの「二十一世紀における第二次国民健康づくり運動〔健康日本21(第二次)〕」の中で「健康寿命の延伸」は,いの一番に掲げられている。
健康寿命とは,「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」をいう。言い換えると,要介護状態に至る前の期間ということになる。すなわち,健康寿命の延伸の目的達成には,如何に要介護状態に至る時期を遅らせるかが大変重要である。日本人が要介護状態に至るプロセスはさまざまである。これまでは,生活習慣病やメタボリックシンドロームなど,動脈硬化性疾患を引き起こし,身体的機能の低下をもたらす疾病が重要視され,その治療や予防に大きな力が注がれてきた。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る