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特集 カルシウムとアンチエイジング

筋骨格系の老化におけるカルシウムの役割

Role of Calcium in Musculoskeletal Ageing

福本誠二

アンチ・エイジング医学 Vol.12 No.2, 31-34, 2016

「はじめに」骨折や転倒は,脳血管障害に次ぐ寝たきりの原因となっている。したがって,エイジングに伴う筋骨格系の機能障害の機序の解明,予防や治療法の開発は,健康寿命の延長に必須である。筋骨格系の量や機能には,ホルモンや栄養状態,炎症など,種々の要因が関与する(表1)。以下本稿では,特に筋骨格系とカルシウムとの関連につき概説する。
「筋肉のエイジングとビタミンD」筋肉量は,蛋白合成系と分解系のバランスにより調節されている。このうち,蛋白合成を促進するシグナルとしては,インスリン様成長因子1(IGF-1)からAKT-mTORを介する系がよく知られている1)。
「Key Words」リアノジン受容体,酸化ストレス,ビタミンD欠乏,最大骨量,石灰化

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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