『「長生き」が地球を滅ぼす~現代人の時間とエネルギー~』
本川達雄 著
(文芸社,281ページ,定価600円+税)
タイトルも切り口も斬新で過激ですが,いたって真面目な本でした。著者は1948年生まれの生物学者。旧版はすでに10年以上前に執筆されており,一部で評価されたものの絶版となっていたそうです。産経新聞に紹介されたことで再評価され,東日本大震災後の2012年に手を入れて再出版されたのがこの本とのこと。この本は,年寄りは早く死ねという内容ではありません。著者は,超高齢化社会になった現在,長寿も,忙しすぎる毎日も,現代社会が抱えている問題は,すべて時間のとらえ方が偏っていることに起因する,として,著者の提唱する回る時間観,「生物学的時間」「代謝時間」をもとに時間の見方を変えることにより,これらの問題を解決しよう,というのが本書の狙いです。
本川達雄 著
(文芸社,281ページ,定価600円+税)
タイトルも切り口も斬新で過激ですが,いたって真面目な本でした。著者は1948年生まれの生物学者。旧版はすでに10年以上前に執筆されており,一部で評価されたものの絶版となっていたそうです。産経新聞に紹介されたことで再評価され,東日本大震災後の2012年に手を入れて再出版されたのがこの本とのこと。この本は,年寄りは早く死ねという内容ではありません。著者は,超高齢化社会になった現在,長寿も,忙しすぎる毎日も,現代社会が抱えている問題は,すべて時間のとらえ方が偏っていることに起因する,として,著者の提唱する回る時間観,「生物学的時間」「代謝時間」をもとに時間の見方を変えることにより,これらの問題を解決しよう,というのが本書の狙いです。