巻頭言
インタビュー Ellen Langer
掲載誌
アンチ・エイジング医学
Vol.11 No.6 4-12,
2016
著者名
坪田 一男
記事体裁
抄録
疾患領域
精神疾患
/
アンチエイジング
診療科目
一般内科
/
老年科
/
心療内科
/
精神科
媒体
アンチ・エイジング医学
「Introduction」エレン・ランガー先生にはどうしても会いたくて,今年の5月にハーバード大学の彼女のオフィスを訪ねた。本文にも出てくるが,有名な“ボストンホテル研究”以来,ランガー先生の研究にはずっと感動していたので今回は特にうれしかった。「脳は新しいことしか認知しないの。だからマインドフルネスという概念が大事なのよ」という言葉には本当に刺激を受けた(第11巻第5号「元・編集長のページ」参照)。脳は“これはもう知っている”と思った途端に,手を抜いてちゃんと働かなくなる。新しい体験ならちゃんと脳は働く。日常においてもしっかり“今”を生きれば脳はちゃんと働いてくれる。深い洞察であり,ごきげんに人生を過ごすには貴重な知恵だと思う。(坪田 一男)
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。