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誌上ディベート

肝臓を鍛える?鍛えない? 肝臓の鍛え方(肝臓は鍛えないほうがよい)

米井嘉一高部稚子

アンチ・エイジング医学 Vol.11 No.5, 86-92, 2015

「はじめに:肝臓の役割」肝臓の役割というと,代謝・解毒・合成といった化学工場としての機能と胆汁分泌といった外分泌機能の2つが真っ先にあげられる。私が常々強調している第三の機能は,肝臓の内分泌機能である1)。腫瘍随伴症候群(paraneoplastic syndrome)を有するインスリン様成長因子(IGF)-2産生性肝細胞がんの症例2)を経験して以来,IGF-1を産生する内分泌臓器としての肝臓に注目している。下垂体ホルモンには,他の標的臓器を刺激してセカンドメッセンジャーホルモン分泌を促すものが多い。甲状腺刺激ホルモン(TSH)による甲状腺ホルモン,副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)による副腎皮質ホルモン(コルチゾル),性腺刺激ホルモン(GnRH)による女性ホルモン(エストロゲン)・男性ホルモン(テストステロン)の分泌が刺激されるのと同様に,成長ホルモン(GH)は肝臓のIGF-1分泌を刺激する。

肝臓を鍛える?鍛えない?/坪田一男
肝臓は鍛えたほうがよい/齋藤英胤
・肝臓は鍛えないほうがよい/米井嘉一 ほか

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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