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機能性食素材による心臓のアンチエイジングの可能性

Functional Foods with Anti-aging Effects on Heart

アンチ・エイジング医学 Vol.11 No.4, 60-64, 2015

「はじめに」厚生労働省のデータから,2013年度のわが国の平均寿命は男性80.21歳,女性86.61歳と高齢化がますます進んでいる。超高齢化社会を迎え,高齢者の健康維持が国家的な課題となっており,高齢者への医療の需要がますます高まっている。このなかでも心疾患は多くの高齢者が発症する疾患の一つであり,加齢に伴い高血圧性心疾患,心筋梗塞やこれらの終末像である心不全の発症頻度が増加している。今後ますます増加する心不全の発症予防法および新規治療法を開発することは,医療経済的・社会的急務である。そのため,加齢による疾患を予防・改善させることで健康長寿をもたらすアンチエイジング医学という分野が注目を浴びている。近年,食品の成分には,身体の高次の調節作用や生体調節系の異常で発症するさまざまな疾病を予防する機能があることが明らかになってきた。このような働きをもつ食品は機能性食品と呼ばれ,注目されている。さまざまな疾病の予防という面において,多面的かつ安価で,食品由来の機能性食品の重要性が増してきている1)。
「Key Words」クルクミン,心不全,心疾患,バイオアベイラビリティ,臨床試験

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

抄録