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成長,発達と老化の微妙な関係


掲載誌
アンチ・エイジング医学 Vol.10 No.6 111-114, 2014
著者名
坪田 一男
記事体裁
抄録
疾患領域
アンチエイジング
診療科目
老年科
媒体
アンチ・エイジング医学

「成長と発達,そして老化」成長・発達と老化は全く違ったものにみえる。成長・発達は遺伝子で高度にコントロールされたプロセスであり,少しでもプログラムに狂いが生じると,成長障害や発達遅延など重大な問題が起きる。失敗することがあるのだ。成長や発達が失敗すれば,さまざまな疾患が発症することは容易に想像がつく。一方で,老化には失敗がない。老化するのに失敗して,いつまでも若くて1,000年も生きてしまったということはない。すべての個体は老化に成功してきちんと死んでいく。これは正しい解釈だろうか(図1)。最近,この考え方に疑問が呈されるようになった。成長・発達と老化は,同じ方向を向いた生物学的プロセスであり,同じような分子生物学的基盤が存在するという考え方だ。たとえばmTORをみてみよう。mTORはタンパク合成に重要な転写因子であり,これが阻害されるとエストロゲン受容体(ER)やゴルジ体でのタンパク合成がうまくいかず,成長は大きく阻害される。一方,老化の途中でmTORが障害されると,加齢が抑制されることが知られている1)。成長・発達と老化の双方に関与する分子といわれる所以である(図2)。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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