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誌上ディベート

コーヒーの是非 コーヒーを飲む

加藤昌之野田光彦

アンチ・エイジング医学 Vol.10 No.4, 70-75, 2014

「はじめに」 コーヒーは長年飲まれてきた割には, どちらかといえば健康的でない飲み物と考えられてきた. その理由ははっきりしないが, おそらく急性のカフェインの影響に不快なものも多いこと, コーヒーと不健康な生活習慣が関連している(あるいはそう思われている)ことなどがあるかもしれない. しかしながら, 近年になってコーヒーと健康との関連に関する研究結果が多数発表され, 注目を集めている.
「コーヒーと糖尿病」 コーヒーと健康との関連で最もエビデンスが豊富なのが糖尿病であり, コーヒー摂取が糖尿病発症に予防的に働くという報告が世界各国からされている. 28の研究の結果をまとめた最近のメタアナリシス1)では, 全くもしくはほとんどコーヒーを飲まないグループに比べた糖尿病発症リスクは, 1日1杯のコーヒーを飲むグループで0.92〔95%信頼区間(CI)0.90-0.94〕, 1日2杯で0.85(95%CI 0.82-0.88), 1日3杯で0.79(95%CI 0.75-0.83)と, 飲む量に従って減少していた.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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