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幸せと遺伝子発現―人助けして,免疫力をアップしよう!!!―

坪田一男

アンチ・エイジング医学 Vol.10 No.2, 83-85, 2014

昨年, バーバラ・フレデリクソン博士らが非常に興味ある論文を発表した. Proc Natl Acad Sci USAに掲載された“A functional genomic perspective on human well-being. ”である1). 幸せにおけるヒトの遺伝子発現に関する論文だ. 幸せの違いによってヒトの遺伝子発現が違うというのだから驚きの論文なのだ. ごきげんのサイエンスを追求する者としては, 「ついにここまでサイエンスが追いついてきたか」と感動の論文である. ご興味のある方はぜひ一読をお奨めする. フレデリクソン博士は, なぜヒトはごきげんで幸せであると長生きし, 人生がうまくいくのかを研究してきた, ノースカロライナの心理学者である. 彼女の説は“Broaden and Build Theory(拡張理論)”として有名だ(図1)2). すなわち, 幸せな人は現在の自分に固執することなく, 未来の自分に対して投資をしていくことができる.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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