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皮膚科におけるAI活用法 

AIを用いた皮膚腫瘍診断の可能性

藤澤康弘

皮膚アレルギーフロンティア Vol.20 No.1, 40-43, 2022

人工知能(artificial intelligence:AI)はさまざまな分野での応用が急速に広がっており,AIという単語を聞かない日は無いといっても過言ではない.計算速度の向上と計算機のコスト低下はAIを急激に進歩させる土壌を作り,これまでおよそ起きないであろうと思われてきたSF映画のようなAIの発展が現実になりつつある.この数年の劇的なAIの進歩を理解するうえで,「機械学習」「ディープラーニング」「ビッグデータ」の理解が必要である.ごく簡単に説明するならば,AIを実現するにあたり必要となるさまざまなデータから物事を判断したり予測を行ったりするための手法が「機械学習」,そしてその機械学習において高い性能を出すために考案された技術のひとつが「ディープラーニング」,そしてそのディープラーニングを行うのに必要な膨大なデータセットが「ビッグデータ」となる.本稿では,最近急激に進んでいるAIの医療応用のなかでもとくに画像に関連するAIについて,筑波大学が行ってきた皮膚腫瘍を分類するAIに焦点を当て,AI開発の背景から現在地,そして今後の見通しについて解説する.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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