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座談会 Meet the Expert Special Talk

基礎と臨床から考えるアトピー性皮膚炎

藤本学茂呂和世片岡葉子

皮膚アレルギーフロンティア Vol.20 No.1, 6-14, 2022

藤本 本日は,日本の基礎医学と臨床医学のアレルギー領域を代表するお二人の先生に出席いただき,アトピー性皮膚炎(atopic dermatitis:AD)の病態についていろいろとお話をうかがっていきたいと思います.
まず,ILC2(group 2 innate lymphoid cells)[用語解説1]の発見者として世界的に知られる茂呂和世先生から,若手研究者としてILC発見に至った道筋のようなものについてお話しいただければと思います.
茂呂 大学院の最初の2年間は腸管免疫をやっていたのですが,腸管を取り出すときに常にくっついてくるいわゆる腸間膜,脂肪組織がだんだん気になってきました.当時は免疫の研究者があまり注目していない分野で,脂肪組織の中にどのような細胞があるのか,何のためにあるのかはほとんどわかっていませんでした.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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