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写真で学ぶアレルギー

これがDiHSを疑う初期臨床症状だ!

水川良子倉田麻衣子

皮膚アレルギーフロンティア Vol.17 No.2, 70, 2019

薬剤性過敏症症候群(drug-induced hypersensitivity syndrome;DiHS)は,抗痙攣薬や高尿酸血症治療薬などの限られた薬剤が原因となる重症薬疹の一型である.診断基準(2005)に,その臨床的特徴が的確に記載されている.つまり,通常の薬疹と異なり,原因薬を中止しても遷延する経過,頸部のリンパ節腫脹に加え,参考所見として記載されている顔面の浮腫,口囲の紅色丘疹,膿疱,小水疱,鱗屑が挙げられる(図).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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