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ルパタジンフマル酸塩の開発時臨床試験から

秀道広

皮膚アレルギーフロンティア Vol.17 No.2, 65-68, 2019

ルパタジンフマル酸塩は,抗ヒスタミン作用と抗PAF活性を併せもつ新しい非鎮静性の抗ヒスタミン薬で,2017年11月に「アレルギー性鼻炎,蕁麻疹,および皮膚疾患(湿疹・皮膚炎,皮膚そう痒症)に伴うそう痒」を適応として薬価収載された.慢性蕁麻疹,湿疹・皮膚炎,皮膚瘙痒症を対象として行われた長期オープン臨床試験では,投与開始後2週間以上経過して効果不十分な場合に2倍量に増量され,いずれの疾患群においても有意なかゆみ抑制効果が確認された.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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