アレルギーをめぐるトレンド
G蛋白質共役型受容体の腸上皮細胞間リンパ球における役割
掲載誌
皮膚アレルギーフロンティア
Vol.17 No.2 58-60,
2019
著者名
住田隼一
記事体裁
連載
/
抄録
疾患領域
皮膚疾患
診療科目
皮膚科
媒体
皮膚アレルギーフロンティア
近年,細菌叢が多様な疾患に関与することを示す報告が増えており,皮膚や腸管といったバリア臓器における免疫機能の重要性が注目されている.これらバリア臓器の上皮細胞近傍には免疫細胞が存在するが,腸管上皮では腸上皮細胞間リンパ球(intraepithelial lymphocytes;IELs)と呼ばれる免疫細胞が多数存在している.近年,さまざまなG蛋白質共役型受容体がこのIELsのダイナミクスに重要な役割を果たしていることがわかってきたため,本稿でまとめることとした.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。