国内研究施設紹介
三重大学大学院医学系研究科皮膚科学
皮膚アレルギーフロンティア Vol.17 No.2, 56-57, 2019
1962年に三重県立醫科大学皮膚泌尿器科より独立し,開講された三重県立醫科大学皮膚科学講座は,1974年の国立三重大学への移管により三重大学皮膚科学講座となりました.私は第4代目教授として2018年より勤めさせて頂いております.これまで教室の伝統として臨床面では接触皮膚炎,皮膚筋炎,強皮症,乾癬と皮膚外科手術を,研究ではアトピー性皮膚炎,強皮症とIL-1αβ/IL-18を含む炎症性サイトカインを中心に行ってきました.先代・先々代の教授からは“キラリと光る仕事”をするように,と指導されています.地域医療を支える人材育成をすべく臨床をまず優先し,膠原病,アレルギー・乾癬など炎症性疾患,皮膚外科手術を三本柱とした,メスが持てる膠原病のわかるオールラウンド皮膚科医の育成を目標としています.研究は量ではなく,独創性が高く教科書を書き換えるような研究を目指しています.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。