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特集 アトピー性皮膚炎:オーバービュー2019

2 アトピー性皮膚炎の臨床的特徴とサブタイプ

戸倉新樹

皮膚アレルギーフロンティア Vol.17 No.1, 15-20, 2019

アトピー性皮膚炎(AD)は,どのAD患者にも共通した症状はある.しかしその皮膚症状には個人差があり,しかもある種のサブグループが存在する.臨床症状・病歴およびどこの施設でも可能な検査である血清IgE値をもとにした外因性と内因性のサブグループは比較的分別しやすい.一方では,フィラグリン(FLG)の遺伝子変異のあるグループは外因性ADと重なるものの,特異な位置を占めている.FLG変異ADでは,尋常性魚鱗癬と手掌皺亢進を特徴とし,多くは外因性ADに含まれる.外因性ADの特徴は,手湿疹・爪周囲炎,Hertoghe徴候,アミロイド苔癬,白斑(白皮症)など通常のAD病変の多くを含む.内因性ADは,高頻度にDennie-Morgan fold(欧州例に多い),金属アレルギーを認める.
「KEY WORDS」アトピー性皮膚炎,外因性,内因性,フィラグリン,手掌皺亢進,金属アレルギー

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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