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特集 アトピーとリンフォーマの接点

4 アトピーとリンフォーマの治療の共通点

濱田利久

皮膚アレルギーフロンティア Vol.16 No.2, 21-24, 2018

アトピー性皮膚炎(AD)は,おもにTh2優位な環境下でサイトカインやケモカインが複雑に関与する全身性炎症と,表皮角化細胞層におけるバリア機能異常を背景とした疾患である.一方,皮膚リンパ腫は,リンパ系腫瘍としての性格に加えて,菌状息肉症を主要な疾患とする皮膚T細胞リンパ腫(CTCL)のように,ADに類似したTh2様の免疫学的背景をもつことが知られている.病態解明が進むなか,両者の共通点が明らかになりつつあり,新たな治療標的としてクローズアップされる可能性がある.本稿では治療面からアトピーとリンフォーマの共通性を,前半は従来からの治療法について概説する.後半では将来に向け可能性のある治療標的について触れた.
「KEY WORDS」アトピー性皮膚炎,菌状息肉症,セザリー症候群,皮膚T細胞リンパ腫(CTCL),生物学的製剤

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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