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対談

テーマ「アレルギーマーチ─これまでとこれから─」

大矢幸弘加藤則人

皮膚アレルギーフロンティア Vol.15 No.3, 30-37, 2017

加藤 アレルギーの患者さんでは,さまざまなアレルギー疾患がしばしば重なって起こります.古くは複数の疾患が同時に出ている「症候群」のようにとらえられていましたが,それらのアレルギー疾患は1つの流れの中にあり,時間の経過につれて同じ患者さんに次々と疾患が出たり治まったりすることを見出したのが,同愛記念病院の小児科医であった馬場実先生です.1970年代に提唱されたこの「アレルギーマーチ」は,その後世界的に認知されるようになり,「アトピックマーチ」とも呼ばれています.
最初にその概念が提唱されてからおよそ40年経った今日,アレルギーマーチの機序が,かなり明らかになってきました.本日はアレルギーのエキスパートである大矢幸弘先生をお招きし,アレルギーマーチについての詳しいお話をうかがいたいと思っています.まず始めに,アレルギーマーチの概要からお聞かせください.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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