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特集 アレルギーマーチ UP-TO-DATE

5 アトピー性皮膚炎のプロアクティブ療法と感作

福家辰樹

皮膚アレルギーフロンティア Vol.15 No.3, 25-28, 2017

近年,表皮バリア機能異常がアトピー性皮膚炎(AD)のみならず,その後の食物アレルギーの発症リスクとなることが報告されている.プロアクティブ療法は湿疹が寛解した後も予防的に抗炎症外用薬を塗布する寛解維持療法だが,ADでは感作に寄与する免疫学的変化は非病変部にも認められ,寛解維持がのちの感作を予防する可能性に期待が寄せられている.われわれは中等症以上の小児ADを対象にランダム化比較試験を行い,プロアクティブ療法の有効性と安全性を検証した.このなかで,ダニ特異的IgEはリアクティブ療法群と比較し,プロアクティブ療法群で上昇を抑えたことから,プロアクティブ療法が感作リスクを抑制する可能性が示唆された.
「KEY WORDS」アトピー性皮膚炎,アレルギーマーチ,感作,プロアクティブ療法,予防

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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