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写真で学ぶアレルギー

これがEM,SJS,TENにおける“typical targets”“raised atypical targets”“flat atypical targets”“purpuric macules with or without blisters”だ!

渡辺秀晃

皮膚アレルギーフロンティア Vol.14 No.1, 63, 2016

Point!「皮膚疾患のなかでも死亡率や後遺症を残す率の高いSJS/TENでは,EMと違った特徴的な紅斑がみられ,診断の手助けとなる.」
医薬品医療機器総合機構のデータによれば,平成22年度から平成26年度の医薬品の副作用による健康被害の器官別大分類で,皮膚および皮下組織障害がすべての臓器中で第1位であり,その内訳は,多形紅斑(erythema multiforme;EM)が第1位で25.9%,第2位が(薬剤性)過敏症症候群の24.3%,第3位が中毒性表皮壊死融解症(Lyell症候群,toxic epidermal necrolysis;TEN)で12.8%,第4位が皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson syndrome;SJS)で12.7%であった1).一方,飯島によれば,医薬品副作用被害救済制度において,副作用・感染症等被害判定部会で,診断書でSJS/TENと診断された事例が最終的に正しくSJS/TENと診断されたのは60%弱,皮膚科医の診断正確度は約60%,皮膚科以外の医師の診断正確度は40%弱であったという2).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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