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対談

アレルギーと性差

佐藤貴浩戸倉新樹

皮膚アレルギーフロンティア Vol.13 No.3, 34-41, 2015

「性差を示すアレルギー疾患」
戸倉:テーラーメイド医療が盛んにいわれている昨今,疾患における性差や,性差医療への関心が急激に高まっています.本日は性差を示すアレルギー疾患(表1)について,幅広く佐藤先生と話し合ってみたいと思います.まずはじめに,性差のある自己免疫疾患の代表的なものを挙げていただけますか.
佐藤:性差のある自己免疫疾患としては,全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus;SLE)や全身性強皮症(systemic sclerosis;SSc)などが挙げられます.シェーグレン症候群も女性に多い自己免疫疾患ですね.
戸倉:その3疾患には明確な性差があり,たとえば男性のSLEを診ることはまずありません.自己免疫疾患は女性の頻度が非常に高く,漫画の『ブラックジャック』に出てくるSLEの患者さんも女性です.
佐藤:それは気がつきませんでした(笑).
戸倉:そのような性差は,女性なら女性の発症頻度が高いというだけでなく,女性のほうが重症化しやすい,あるいは経過が長いということもあります.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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