「Summary」エストロゲン,プロゲステロンといった女性ホルモンの受容体は,多くの免疫細胞に発現する.また,女性ホルモンの変動に伴い症状の増悪や改善を呈する皮膚疾患は多く存在し,女性ホルモンが免疫機能を調節している可能性が古くから示唆されている.遅延型過敏反応の一種である接触皮膚炎においても,女性ホルモンが症状の程度に関与している可能性が示唆されている.しかし,その関与の程度や詳細な作用メカニズムは不明な点が多く,今後のさらなる解析が必要である.
「はじめに」ヒト研究においても動物研究においても,ある生命現象についてグループ間で比較を行う際,グループ間の性別を合わせることはデータを解析・判断するうえで非常に重要である.なぜなら,性別がさまざまな生命現象に影響を与える可能性がきわめて高いことをわれわれは知っているからである.
「KEY WORDS」接触皮膚炎,接触過敏反応,エストロゲン,プロゲステロン,女性ホルモン
「はじめに」ヒト研究においても動物研究においても,ある生命現象についてグループ間で比較を行う際,グループ間の性別を合わせることはデータを解析・判断するうえで非常に重要である.なぜなら,性別がさまざまな生命現象に影響を与える可能性がきわめて高いことをわれわれは知っているからである.
「KEY WORDS」接触皮膚炎,接触過敏反応,エストロゲン,プロゲステロン,女性ホルモン