Point!「皮疹の特徴として,硬いドーム状または症状の結節であり,融合しない.」
「1.臨床所見」えんどう豆大から径1cm程度にまで及ぶ,黒褐色からの暗赤色の角化性の硬いドーム状または疣(いぼ)状の結節を形成し,散在する.結節は融合することはなく,搔破によるびらん,痂疲形成を伴うものもある(図1a,b).四肢伸側を主体に生じるが,体幹など広範囲にみられることもある.個疹の持続は数ヵ月に及ぶ.組織学的に過角化と不規則な表皮肥厚を認める.
「2.鑑別のポイント」内分泌疾患,代謝異常症,腎障害,肝,胆道系疾患,血液疾患,内臓悪性腫瘍などのデルマドロームとして出現している可能性も考え,全身検索を行い基礎疾患の有無を検索する.
「1.臨床所見」えんどう豆大から径1cm程度にまで及ぶ,黒褐色からの暗赤色の角化性の硬いドーム状または疣(いぼ)状の結節を形成し,散在する.結節は融合することはなく,搔破によるびらん,痂疲形成を伴うものもある(図1a,b).四肢伸側を主体に生じるが,体幹など広範囲にみられることもある.個疹の持続は数ヵ月に及ぶ.組織学的に過角化と不規則な表皮肥厚を認める.
「2.鑑別のポイント」内分泌疾患,代謝異常症,腎障害,肝,胆道系疾患,血液疾患,内臓悪性腫瘍などのデルマドロームとして出現している可能性も考え,全身検索を行い基礎疾患の有無を検索する.