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対談

痒疹はなぜ起こる?

片桐一元佐藤貴浩

皮膚アレルギーフロンティア Vol.13 No.2, 34-41, 2015

佐藤(司会):痒疹は,一般に「よくわからない病気」と認識されています.痒疹についての座談会は,より年配の御意見番ともいえる皮膚科学の大家が歴史を踏まえて話されることが多いのですが,今回はあえて,痒疹の最近の考え方を片桐先生と話し合ってみたいと思います.

「皮膚科学会ガイドラインにみる痒疹の概念・定義は妥当か」
佐藤:日本皮膚科学会は,2012年に『慢性痒疹診療ガイドライン』を発行しました.ガイドラインの基本的な分類では,経過によって痒疹を急性,亜急性,慢性に分け,慢性痒疹の中に「結節性痒疹」と「多形慢性痒疹」を入れています.痒疹丘疹については,単純に「強いかゆみを伴う孤立性の丘疹」と記述しているのですが,この定義について,片桐先生はどう思われますか.
片桐:かゆみが強く,孤立性であるという点はまったく問題ありませんが,角化を伴う,あるいは皮膚の乾燥が強く影響するなどの記述があってもいいと思います.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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