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特集 痒疹をめぐる最近の進歩

痒疹のガイドラインを読む~治療~

Treatment of prurigo in accordance with guideline for prurigo

横関博雄

皮膚アレルギーフロンティア Vol.13 No.2, 17-21, 2015

「Summary」痒疹とは,痒疹丘疹を主徴とする反応性皮膚疾患と定義されている.痒疹丘疹とは強いかゆみを伴う孤立性の丘疹をいう.原則として集簇しても融合しないのが特徴である.本稿では慢性痒疹の治療を,「慢性痒疹診療ガイドライン」に沿って解説した.「慢性痒疹診療ガイドライン」では,まず慢性痒疹の基礎疾患がないか検索し,基礎疾患の治療とともに皮膚刺激の回避などのスキンケア,生活指導を行う.スキンケア,生活指導とともに,ステロイド外用,局所注射,抗ヒスタミン薬内服,保湿剤,鎮痒性外用薬の外用が第一選択となる.第一選択の治療法で抵抗性のときには,免疫抑制薬外用療法,紫外線療法,液体窒素療法,活性型ビタミンD3外用療法,カプサイシン軟膏外用療法が第二選択肢になるが,自費診療である.第一選択肢,第二選択肢に抵抗性の難治性痒疹はステロイド内服療法,免疫抑制薬内服療法が適応となることもある.
「KEY WORDS」慢性痒疹診療ガイドライン/ステロイド外用(topical steroid therapy)/抗ヒスタミン薬/生活指導/乾皮症

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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