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これが関節症性乾癬だ!~臨床~

皮膚アレルギーフロンティア Vol.13 No.1, 56, 2015

Point!「乾癬患者に末梢関節炎,体軸関節炎,アキレス腱などに付着部炎が出現する.」
関節症性乾癬(psoriatic arthritis;PsA)は乾癬全体のおおよそ10~15%を占め,そのほとんどは皮疹が先行する.リウマトイド因子は陰性で,末梢関節や体軸関節の炎症,付着部炎,指趾炎,腱・腱鞘炎などを生じ,一般に慢性の経過をとるが,急速に進行することがある.半数以上の患者で不可逆的な関節変形をきたすことが報告され,機能障害の程度やQOL低下は関節リウマチと同程度であると報告されている1).PsAの診断基準として,CASPAR(Classification criteria for psoriatic arthritis)が設けられた2).PsAは手足の遠位関節の頻度が高く,爪病変を伴いやすい(図1).罹患関節の分布は,多くは非対称性であるが,罹患関節数が増えるにつれ,対称性になる傾向がある.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

抄録